[必読!!]アメリカで車を購入した後に注意すべき5つのこと。

はじめに: アメリカで車を購入する際、日本人の皆さまが知っておくべき重要なポイントがいくつかあります。

10年以上日本人のお客様にお車を販売し、その後もアフターケアとしてトラブルのサポートもさせていただいて来た中で発見したポイントについてお伝えします。
特に避けるべき行為5つとその理由について解説します。

  1. タイトルを車中に保管しないで:

    • 理由:タイトルは車の所有権を証明する重要な書類です。
      車中に保管すると、車ごと権利書も一緒に盗難のリスクがあり、取り返せる確率が下がってしまいます。

    • 対策:タイトルは自宅など安全な場所に大切に保管し、必要な時のみ持ち出すようにしましょう。
      タイトルはお車を売却する際に必ず必要な書類です。保管場所を忘れないように気をつけてください。

  2. マイル表示をキロ表示に変更しないで:

    • 理由:アメリカで距離の単位としてマイルを使うことに抵抗感のある日本人は少なくありません。
      しかし、表示をキロ表記に変更すると、取り返しのつかないトラブルを巻き起こしてしまうことをご存知でしょうか。
      アメリカでは走行距離の不正を防ぐために車検の際に走行距離を記録するシステムがあります。
      その際、キロ表示になっていることに業者が気付かず、キロをマイルとして登録してしまうトラブルが発生してしまうのです。
      キロはマイルの1.6倍ですから、実際よりも走行距離があるように登録されてしまうと、その分車両価値が下がってしまうのです。
      一度そのように登録されてしまうと元に戻してもらうことも困難です。業者を責めても解決はしません。日本の基準をアメリカ側に求めるよりも、アメリカのシステムを理解し、誤解を招くような行為は避けるべきと言えるでしょう。

    • 対策:マイル表示に慣れることが重要です。1マイルは1.6キロです。必要であれば、変換表を活用しましょう。

  3. 国際運転免許で長期間車に乗り続けないで:

    • 理由:アメリカでは、州によって国際運転免許証の使用可能期間が決まっています。
      国際免許証の有効期限(1年間)は有効だと考える方が多くいらっしゃいますが、それは間違いです。
      アメリカは引越ししてから約1ヶ月〜3ヶ月以内(州によって異なる)に現地の正式な免許証に切り替える義務があります。
      その後も特定の期間を過ぎると、無免許運転と同じ扱いになります。

    • 対策:長期滞在の場合は、出来るだけ早い段間で現地の正式な運転免許を取得することを意識しましょう。
      おまけとして、現地の免許証の方が自動車保険が割安になるという利点もありますから、前向きに検討してください。

  4. 自動車保険を軽視しないで:

    • 理由:アメリカでは事故時の費用が非常に高額になることが多いです。適切な保険に加入していないと、大きな経済的リスクにさらされます。
      また、無保険者との事故の場合、相手に原因があったとしても自分の保険を使わなければいけない場面も多くあります。
      その場合に備える意味でも保険の保障内容はしっかりと確認することをお勧めします。
      また、無計画に保険を使用する行為にも注意が必要です。車の傷などに保険が適用されるからといって無計画に使用していると、保険の更新時に何倍もの保険料を請求されてしまったり加入拒否されてしまう恐れすらあります。保険を使う方がいいのかは、よく考察した上で決めましょう。

    • 対策:アメリカの法律に準拠した保険に加入し、カバレッジ内容をしっかり理解しておきましょう。

  5. 州ごとの車検・点検規定を無視しないで:

    • 理由:アメリカでは州によって車検や定期点検の規定が異なります。これを怠ると罰金や車両の使用停止命令につながることがあります。
      アメリカの車検は日本のそれとは異なるということも理解しておく必要もあります。アメリカでは基本的に法律で定められた必要最低限のチェックしか行いません。車検イコールすべてのメンテナンスを自動的に受けられるという認識は間違いです。オイル交換をはじめとするメンテナンスに関しては、個人の責任でよく管理し、マルチチェックが必要な場合は明確に伝える必要があります。これを知らずに数年車に乗り続けた結果、車に取り返しのつかない異常が起きて廃車になったという方のお話を耳にしたこともありますから、注意が必要です。
      また、定期的なメンテナンスを怠ると、結果的に車の寿命を縮め、車両の価値を下げてしまいます。
      どのようなメンテナンスをしてきたかは、車両ごとにすべて記録されており、将来車を売却する際にすべてばれてします。

    • 対策:居住する州の車両関連法規を把握し、定期的な車検や点検を怠らないように気をつけてください。
      メンテナンスに関しては個人でも必要最低限の知識を身に付け、理解しておくと良いでしょう。


まとめ: アメリカでの車の購入後は、これらの点に注意して安全で快適なドライブを楽しみましょう。適切な準備と知識があれば、アメリカの道路での運転も安心です。これらのポイントを守ることで、不必要なトラブルを避け、充実したカーライフを送ることができるでしょう。

J.Auto Solotionsでは、ご購入くださったすべてのお客様(メンバー様)に、快適にアメリカでのお車ライフを楽しんでいただけるよう
アフターサービスの一環として、このような注意点やメンテナンスのアナウンスなどを定期的にさせていただいております。

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